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住宅付置義務のある港区六本木エリア

2011.09.30

森ビルは現在、「虎ノ門・六本木地区」「虎ノ門・麻布台地区」の再開発計画を推進しようとしている。「虎ノ門・六本木地区」の敷地面積は約二万平方メートルで、地上五〇階地下四階建てのツインタワーと六階建ての住宅棟などからなる。延床面積は一四万平方メートルで、うち五万八〇〇〇平方メートルがオフィスとして供される計画である。千代田区の丸の内・大手町、中央区の日本橋・京橋エリアには住宅付置義務がない。そのため大規模ビルのほとんどがオフィス、店舗、ホテルなどである。いっぽう、港区の六本木エリアでは、住宅付置義務があるため、職・住・商業が共存するプロジェクトとなっている。高級レストランや高級ブティックが軒を並べていて、居住用の物件は分譲住宅、賃貸マンションともに東京で最も高級エリアのひとつとなっている。丸の内・大手町、日本橋エリアの竣エビルには既存の製造業や金融業などの有力企業のオフィスの進出が多いのに対して、六本木エリアではIT関連など新興のベンチャー企業群が多く入居しているのが特色で、そこで働く幹部が住宅付置義務の高級賃貸住宅に居住するケースが多い。森ビルが参画する二つの再開発計画が実現すれば、六本木エリアで「アークヒルズ」「六本木ヒルズ」に続く新しいヒルズの誕生となるだろう。強い吸引力を持つ丸の内・大手町、日本橋エリアとは一味違った街づくりで、六本木エリアの都心の極のひとつとしての地位は、より強固なものとなるだろう。

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