たとえば、ごく一般的な平面計画では、子ども部屋は両親の寝室と一緒に二階にまとめられ、一階にある生活の中心部から切り離される。こうなると、まだ親、とくに母親の近くにいないと不安な幼児が、昼間は誰もいない二階の自室でおとなしくしているはずがない。一方、もっと大きな子どもがいる友人に右のような話をすると、子どもが居間でのさばって困る、なんていうのはほんの一時期のことで、中学生ぐらいになると、さっさと二階の自室に閉じこもってしまうので、子どもの様子が解らなくなり、もう少し出てきてくれればよいのにと親の方で思ったりすることもあるそうだ。
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つまり、幼児の場合も、ある程度成長した子どもの場合も、子ども部屋を、昼の生活中心から隔離するのは、どうも不都合が多い。本当は、昼の生活領域と夜の生活領域の中間に、つまり居間と両親の寝室のどちらからも近いところに子ども部屋があるとよいので、ぼくも平屋建の間でそういう設計を試みたことがあるが、今日の一戸建住宅は、たいてい限られた土地を有効に利用するために二階建以上になるから、そういう理想的な配置を実現できる場合はごく少ない。
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